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熊野神社 飛翔獅子型狛犬(くまのじんじゃ ひしょうししがたこまいぬ)

狛犬1狛犬
熊野神社 飛翔獅子型狛犬
(上:雄獅子 下:雌獅子)

 熊野神社の狛犬は、石工 小松寅吉(石川町生まれ、浅川町福貴作1844~1915)が明治31年11月に造立した作品です。本作品は、「飛翔獅子」と呼ばれる構図で、一般的な蹲踞型の狛犬とは違い、全国にも類を見ない独創的なスタイルで、雲に乗り後ろ脚を大空に蹴り上げた躍動感あふれる狛犬です。石造狛犬としては他に類を見ず、その卓越した彫刻技術から全国から高い評価を得ています。この高度な技術と独創性は、旧高遠藩(現長野県伊那市)の高遠石工の系譜を引く、師匠小松利平から受け継がれています。
 飛翔獅子は、小松寅吉の代表作品であり、中でも「三大飛翔獅子」と呼ばれるものは全国で3対のみで、中島村の川田神社、白河市東地区の鹿島神社、そして鮫川村熊野神社の狛犬です。
 熊野神社の狛犬の特長は、三大飛翔獅子の中で最も小振りであるが、彫りの深さやきめ細かさ、丁寧さが一番で全体のバランスが良く見事な作品です。雄の阿形は毛卍紋(けまもん)の彫りが深く、雄大で勇ましいイメージに対し、雌の吽形は毛卍紋の彫りが浅めで丸みを帯びており、やさしいイメージがあります。そして大きな特長として「牡丹に唐獅子」が鮮明に表現されています。牡丹の数が三大飛翔獅子の中で最も多く、豪華絢爛な象徴で特に雌獅子の牡丹が美しく人気があります。子獅子をあやしながら悠々と飛翔する雌獅子、鋭い視線でこちらを威嚇する雄獅子は、今にも動き出しそうな躍動感にあふれ神社の守り神となっています。

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