仕事・産業

鮫川村に子どもたちの元気な声を呼ぼう!

鮫川村農村体験交流協議会の取り組み

 鮫川村には、地域の魅力を活かして都市との交流に取り組む集落やNPOなどの団体が数多くあります。また、自然体験活動や郷土史を教える優れた指導者もたくさんいます。
 平成20年からは、全国の小学5年生程度を目安に1週間程度を農山漁村で宿泊体験させる『子ども農山漁村交流プロジェクト』がスタートしました。この事業は、地域の経済活性化に大きな期待が寄せられており、村でもこの事業を受け入れるため、これまで個別に活動していたこれらの団体、指導者が連携して活動する組織『鮫川村農村体験交流協議会(略称GT協議会)』を平成20年7月に発足させました。

鮫川村農村体験交流協議会の取り組み
鮫川村農村体験交流協議会の取り組み

 

グリーン・ツーリズムとは

 グリーン・ツーリズムとは、農山漁村地域において、その地方の自然や文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動をいいます。ヨーロッパでは、農村に滞在しバカンスを楽しむといった余暇の過ごし方が一般的になっており、国民に広く普及しています。
 わが国においても、国民の価値観が多様化する中で、「スローライフ」という言葉の普及にもあるように、「ゆとり」や「やすらぎ」を求める傾向が強まっており、食の安全や健康志向、環境意識の高まりとも相まって、グリーン・ツーリズムに対する国民の関心が急速に高まっています。

鮫川村のグリーン・ツーリズム(都市交流事業)の取り組み
 本村のグリーン・ツーリズム(都市交流事業)は、昭和62年7月の東京鮫川会の発足を皮切りに、山村留学「竹飛歩学園」の開園や「鹿角平観光牧場」の整備、「高原の鮫川うまいもの祭り」の開催、民間の温泉旅館や農家民宿のオープンへと発展してきました。
 平成7年には都市との交流の拠点施設として、村営の体験交流型宿泊施設「ほっとはうす・さめがわ」が整備され、地域の魅力を活かした事業に積極的に取り組んできました。特に、「ほっとはうす・さめがわ」を拠点に進めてきた東京農業大学や大妻女子大学、福島大学などとの交流は、これまでの村づくりに大きな力を発揮しています。
大学生の林業体験
▲大学生の林業体験

 また、平成17年度に策定した「第3次鮫川村振興計画」においても、都市との交流事業のさらなる発展が自立の村づくりの重要な柱であると位置付けています。これまでに農産物加工・直売所「手・まめ・館」や農村体験交流施設「山王の里」の開設、舘山公園の整備、有機の里づくりの推進のほかに、集落ぐるみで都市交流事業や地域づくり事業に取り組む地域も数多く誕生するようになりました。
 一方では、「ホタルの里づくり」や「めん羊の里づくり」「桜・モミジの里づくり」など、中山間地域等直接支払交付金事業を活用しての地域の魅力づくりに取り組む集落も数多くあります。さらに、本村には自然体験における優れた指導者も多数おり、グリーン・ツーリズムを受け入れる潜在能力は、すでに他の市町村より相当多く蓄積されているといえます。

「子ども農山漁村交流プロジェクト」について

 現代は、食糧や環境、エネルギー問題が深刻な事態を迎え、「大量生産・大量消費・大量廃棄型社会」からの1日も早い転換が求められている一方、核家族化の進行や地域の絆が懸念されるなど、人間関係の再生も社会的に大きな課題になっています。このような中で、豊かな里山の環境が残り、安全な食糧を生産することができ、また、多世代家族や集落共同体を有する「中山間地域」への評価が高まり、国民の関心も寄せられています。
 政府は、平成19年末、平成20年度から全国2万3千校の小学校(およそ1学年120万人)を対象に、1週間程度農山漁村で宿泊体験活動することを推進する『子ども農山漁村交流プロジェクト』の実施を決定しました。これは、農山漁村での宿泊体験と農林漁業体験活動が、子どもたちの感受性や生きた学力を育てることに期待できることから、授業の一部として宿泊体験活動を実施するものです。
 現在では子どもを受け入れるモデル地域も拡大しており、参加小学校と共に年々増加傾向にあります。この事業の受け入れは、地域の産業、経済の活性化とともに、教育・文化の向上や、鮫川村を訪れた子どもたちがやがて家族ぐるみでの交流に発展することも期待され、自立をめざす本村にとっては、これまでの経験を活かすチャンスでもあると考えられます。

GT協議会の活動内容は
 平成20年7月に設立したGT協議会には、グリーン・ツーリズムの実践者や宿泊施設、関係団体など15の個人や団体が参加しています(別表)。
 GT協議会では、子ども農山漁村交流プロジェクトの受け入れ地域となるために、各種研修を行いながら受入を行なう際のノウハウを習得し、受入農家の整備などを進め、地域が一丸となった受入体制づくりを進めていきます。
安全管理研修会
▲安全管理研修会
鮫川村農村体験交流協議会(GT協議会)加入団体・個人

※敬称略(平成29年4月1日現在)

所属
備考・関連ホームページ
NPO法人明日飛こども自立の里
落合里づくり協議会
 
中山間岩野草集落
 
さめがわライフサポート
 
春りんどうの会
 
ふくしま・もりの案内人
http://samegawa-washi.com/                    
古文書を読む会
 
鮫川村商工会
JA東西しらかわ鮫川支店
鮫川村交流施設「ほっとはうす・さめがわ」
鮫川村農産物加工・直売所
「手・まめ・館」
鮫川村農林商工課
 

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは農林商工課 商工観光係です。

役場庁舎2階 〒963-8401 鮫川村大字赤坂中野字新宿39番地5

電話番号:0247-49-3113 ファックス番号:0247-49-3363

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