振り込め詐欺事件が多発しています。
「振り込んで。」と言われたら、あわてずに家族や知人、警察などに相談しましょう。
相談先 しらかわ地域消費生活センター (白河市八幡小路7-1) 電話0248-22-1133 相談受付時間 平日午前9時から午後5時まで |
◆「振り込め詐欺」の種類
- 親族などを語る「オレオレ詐欺」
- 実在しない債務の返済を迫る「架空請求詐欺」
- 架空融資の保証金の前納を求める「融資保証金詐欺」
- 市税務担当課職員などを語る「還付金詐欺」
1. 「オレオレ詐欺」について
【手口】
- 電話を受けた人の弱点をついてくる。(交通事故、会社のお金の使い込み、医療事故など)
- 「至急」「お金を振り込むこと」を要求する。
- 金融機関営業日の午後3時前(午前11時から午後2時の間)が多い。
【電話があった場合の対策】
- 電話が来た場合は、家族の名を呼ばず、相手に名乗らせる。
- 住所、氏名などの個人情報は教えない。
- 冷静に考える。
※不始末をお金で解決することはできない。
- 他のあらゆる手段で事実を確認し、すぐに振り込まない。
※関係する行政機関や本人(携帯電話、自宅、勤務先)への確認
- 家族から電話番号を変えたと電話が来た場合は、元の電話番号に電話をかけ、本当かどうかを確かめる。
【日頃から心がけること】
- 電話機の機能を活用し、知らない電話番号からの電話はとらない。
※留守番電話、録音機能
- 警戒のため、身近な場所に家族だけが知っている合言葉などを記した張り紙を張っておく。
2. 「架空請求詐欺」について ※葉書や封書、携帯電話やパソコンへのメールが多い
【手口】
- 「○○株式会社から通信販売にて購入」などと具体的な表現をして信ぴょう性を高めようとしている。
- 逆に「有料サイトの利用料が未納」などとあいまいな記述で利用の事実について不安を持たせるケースもある。
- 「法律事務所」や「裁判所」を名乗り、差出人を販売会社との連名で記載して巧妙化させている。
- 「裁判」「差し押さえ」「強制執行」「自宅に回収に行く」などと不安をあおる。
- 「裁判執行予定日」などと証した日付を間近に設定し、考える余裕を与えない。
- 「電話番号」が必ず明記されている。
【対策】
- 見覚えのない請求は無視し、自分から連絡しない。
- 無視してはいけないものには「裁判所からの特別送達郵便」がある。
3. 「融資保証金詐欺」について
【詐欺の例】
- 借金を一本化するために融資を申し込んだところ、保険代や司法書士の確認費用などさまざまな名目で入金を要求され、131回にわたり、計1770万円を振り込んでしまった。
【対策】
- 正規の金融業者は、融資前に保証金などの振込を求めることはない。
4. 「還付金詐欺」について
【詐欺の例】
- 社会保険庁職員を名乗る男から「保険の還付がある」と電話があり、男に教えられた電話番号にかけると、「還付金を振り込むからATMに行くように」と指示があり、指示どおりに操作したところ、32万円を送金させられていた。
【対策】
- ATMの操作を指示して、税金などを還付することは絶対にない。
◆新しい手口
- 郵便局のエクスパックを悪用する
- 直接訪問し、キャッシュカードを詐取する。
- 「定額給付金」の給付を装う。
◆被害者対策
被害にあわれた方への救済として、「振り込め詐欺被害回復分配金支払い法」が制定され、平成20年6月から施行されています。